商品の「本質的価値」を理解しているか?

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最近、サブスクという言葉が流行っている。

で、オンラインサロンなどを気軽に始める人も多い。

しかし、そのサービスの「本質的価値」を理解せずにスタートすると、確実に失敗する。

オンラインサロンの失敗とは?

金銭的な損失はもちろんこと、もっと悪いケースは「時間的拘束」である。

例えば、始めたはいいが、止めるに止められない状況など。

サブスクは継続的に収入が成り立つメリットもあるが、それは同時に提供側も「簡単には止められない」ということを意味する。

これは「未来」の機会を損失するという意味では、かなりタチが悪い。

では、どうすれば、オンラインサロン及び、他の新規事業がうまくいきやすくなるか?

というと、商品の「本質的価値は何か?」を理解しているかどうかである。

例えば、オンラインサロンで、「最新マーケティングノウハウを提供するコミュニティ」みたいなものをやったとする。

この場合、多くの本質的価値は「知識提供」であり、「新規性」である。

顧客は「新しい」「集客ノウハウ」を得たいと思っていて、販売側はそれを提供し続けることで成り立つ。

これは正直大変である。

常に新しいノウハウを研究模索しなければならない。

そんなものは簡単に見つけられないから貴重な「ノウハウ」なのである。それを毎月?のように提供し続けるのは無理筋である。どのような天才でも。

例えば、ビジネスに限らず、野球やゴルフなどのスポーツや将棋や麻雀などのゲームもそう。新しい攻略ノウハウというものは、長年の研究の末に見つかるもの。それを「定期的」に「継続的」に提供し続けるのはどれほど難しいか容易に想像がつくだろう。

では、オンラインサロンはうまくいかないのか?というとそうではない。

本質的価値を違うものにすればいい。

例えば、世の中で最もうまくいっているオンラインサロンといえば?

「宗教」である。宗教ほど強力で、継続性のあるオンラインサロンはないだろう。オンラインサロンと呼んでいいかどうかは置いておいて・・・。

「いやあ、自分は宗教ビジネスなんて始められませんよ」

と思うかもしれない。

が、宗教の「本質的価値」をビジネスに応用することは十分に可能である。

例えば、私が乗っているハーレーのバイクなど。

これは「機能」や「性能」の本質的価値とは異なる。

機能や性能を求めるのであれば、国産の良質なバイクは存在する。ホンダやカワサキ、スズキなど。優れたバイクは山ほどある。

では、なぜハーレーか?

というと、答えは「ハーレーだから」としか言いようがない。

ハーレーに乗るだけで「快感」や「心地よさ」を感じるのである。例え、重くて、スピードは遅くて、のんびりした走りしかできないとしても。

これこそ、ハーレーが提供する「本質的価値」である。

そして、この本質的価値は、他社にはなかなか真似されない。真似しようと思ってもなかなかできない。宗教にハマると簡単には抜け出せないのと同様の原理である。

ほかにも売れているアイドルグループなどがわかりやすいだろうか。歌やダンスがベラぼうに上手いから売れているのか?誰よりも容姿が卓越しているから売れているのか?というと、そうでない場合も多い。

話を戻そう。

オンラインサロンや新規事業でも「本質的価値は何か?」を考えることは大変重要。もちろん、宗教的なものがすべてではない。商品には様々な「本質的価値」がある。例えば、「品質」はもちろんのこと、「速さ」「安全性」「希少性」「簡便性」「ステータス性」など。これは様々な商品やサービスの「本質」を深堀りして理解することを習慣にしていけば、おのずとわかってくる。

どれが正しいか間違っているかではない。

肝心なことは提供する商品の「本質的価値が何か?」を理解せずに提供してしまうこと。「わかったつもり」で異なる価値を提供してしまわないことである。

記事執筆者(Author)
作野裕樹(HIROKI SAKUNO)

株式会社レジェンドプロデュース代表取締役。2003年にアメリカ合衆国法人レジェンドプロデュース・インコーポレーテッドを設立し、代表取締役に就任(2008年に日本登記)。
現在、本業の傍ら経営助言サービスも展開。経営だけにとどまらず、資産形成、メンタルサポート領域にも及び、人生全体の幸福度を上げることに意識を向けている点が他にはないユニークポイントである。
『近代中小企業』や全国賃貸住宅新聞社『家主と地主』にて資産形成関連コラム執筆経験も有する。

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