追うべき指標を間違えてはいけない。

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大河ドラマ『どうする家康』全48話を観終えた。

ちょうど徳川家康研究をしていて、ピッタリのタイミングだった。

内容は?

「人情味」が結構強めに表現されているものの、歴史の要所要所はしっかりと表現されていて、全体的に面白かった。徳川家康といえば、地味で面白味がない人物と評されているので、よくここまで面白く仕上がったなと思える。

ところが、興味深いのは、ネットニュースなどで酷評されていること。特に「視聴率が歴代ワースト2位」というのがさらにその根拠として強められている。

が、私からすると、「今の時代に視聴率なんて意味あるのか?」と思う。

まず、視聴率の比較が高度成長期や人口拡大期であること。あるいは、ネット普及前との比較であること。

なので、今、経営者として「視聴率」などは追っても全く意味をなさない。視聴率を追いかけて、しっかり儲けを出せるのか?というと疑問だ。

例えば、ネットの動画の覇者といえばネットフリックスだろう。ネットフリックスは視聴率を追うべき指標にしているだろうか?もし、視聴率を追い求めていたら、あれほど儲かっていないだろう。

大河ドラマを配信しているNHKは受信料などで儲けているかもしれない。でも、今の時代、日本は人口が減っている。となると、「視聴者数」=「客数」を追い求めていたら、沈んでいくのは火を見るより明らかだ。

では、どうすればいいのか?というと、例えば、「客単価」や「購入頻度」などを指標にしてみる。

例えば、私は今回、月額990円でNHKオンデマンドの会員になって観賞した(Amazonプライム会員費に上乗せ)。面白かったので次の作品も観たい。例えば、「真田丸」など。しかし、これがラインナップにない。

ここで、もしも会員グレードアップして約1800円払うと、「すべてのNHK大河ドラマのコンテンツが観賞可能」となったら、私は有無を言わさずアップグレードボタンをポチっとするだろう。

この場合、視聴者数は増えてはいない。が、客単価は倍になっている。

経営としてはどちらが楽か?というと、新規顧客を開拓し続けるより、ファンにより多くのお金を払ってもらう方だろう。はるかにこちらの方が楽で効率がいい。

だから、何が言いたいかというと、「追うべき指標」を間違えてはいけないということ。あなたのビジネスはどうか?何を指標にしているか?ここを間違えると、とたんに経営が難しくなってしまうので注意が必要だ。

記事執筆者(Author)
作野裕樹(HIROKI SAKUNO)

株式会社レジェンドプロデュース代表取締役。2003年にアメリカ合衆国法人レジェンドプロデュース・インコーポレーテッドを設立し、代表取締役に就任(2008年に日本登記)。
現在、本業の傍ら経営助言サービスも展開。経営だけにとどまらず、資産形成、メンタルサポート領域にも及び、人生全体の幸福度を上げることに意識を向けている点が他にはないユニークポイントである。
『近代中小企業』や全国賃貸住宅新聞社『家主と地主』にて資産形成関連コラム執筆経験も有する。

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