小企業が生き残るヒントは「高価格戦略」にあり。

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常々、小さな会社の社長さんにお伝えしていることは、小企業が生き残るヒントは「高価格戦略」であるということです。

なぜでしょうか?

これから日本はどんどん人口が減っていきます。必然、マーケット(パイ)は小さくなっていきます。

となると、「客数増」を前提とした戦略は取りづらくなってきます。

では、どうすればいいか?

客数増ではなく、「客単価増」を前提とした戦略を取ることが一つの解になってきます。いわゆる高価格戦略です。

特に海外展開など規模の拡大を目指しづらい小企業の場合はそうなってきます。

さらにインフレが進みそうな経済環境で、値上げできない企業が一段と苦しくなるのは目に見えています。

では、一体、どうすれば高価格戦略を取ることができるのでしょうか?

一つ、参考になる事例があります。

 

ワインボトル高級茶でナンバーワン「ロイヤルブルーティー」をご存じでしょうか?

ざっくり一言で言い表すなら、ワインボトル高級茶で大成功しているブランドです。

ロイヤルブルーティージャパン株式会社が製造しています。

2001年創業の神奈川県藤沢市にある会社で、六本木にも店舗があります。

なんと、「高級茶」にシンプルに絞り込んで大成功しているのです。

お茶というと、ペットボトルに入ったものなど、赤ワインやシャンパンに比べて安く見られがちです。

ところが、ロイヤルブルーティーはワインボトルに詰められています。高級感たっぷりです。

そして、値段も高級ワイン並みに高いのです。

店舗やウェブサイトに行くと、一本2~3万円のワインボトルに入った高級茶が売られています。

中には1本30万円を超えるお茶も存在するから驚きです。

この高級茶は、高級レストランやホテル、首脳会議などで扱われています。

私も実際、ある高級レストランに行ったらメニューにロイヤルブルーティーを見かけたことがある。

高さの理由は、希少な原料を扱っていることと、1本1本手作りで生産していることなど。

味は?

私が最近開けたのは「Queen of Blue Deluxe クイーン オブ ブルー デラックス(4,536円)」。

JAL国際線のファーストクラスでも出されるらしい。(乗ったことないですが)

さすがワインボトル。持つだけで重厚感が伝わります。

さっそくグラスに注いで飲んでみました。ウーロン茶に近い存在の青茶。香りは高級感が漂います。

味はフルーティーで、一言で表すのは難しいが、ワインなどの果実酒の味が不思議とします。

もちろん、おいしい。美味しすぎるお茶。華やかなひとときを与えてくれます。

贈り物としても私は何度か活用したことがありますが、相手から喜ばれる一品です。

 

ロイヤルブルーティーから得られるビジネスのヒントとしては、思い切ってシンプルに「高級茶」に絞り込んでブランディングしている点です。

「お茶」の価値を根底から覆した希有なビジネス。

現代の中小企業経営において、大きなヒントになりますね。

 

ちなみに、ロイヤルブルーティージャパン株式会社の創業者である吉本桂子社長が書いた貴重な著書があります。

わが社のお茶が1本30万円でも売れる理由(吉本桂子著・祥伝社)』

ベンチャーからいかに高級茶のブランドを数年で築けたのか?

大ヒント満載の1冊で、小企業経営に役立ちます。

例えば、高級ブランドを作る時は、「最初の取引先」選びが大変重要になってくる、という考えだけでも大金言です。

他、「試飲はさせない」なども、高価格戦略のヒントになりますね。

活きたノウハウがてんこ盛りの貴重な1冊です。

記事執筆者
作野裕樹(HIROKI SAKUNO)

(株)レジェンドプロデュース代表取締役。(株)創伝社代表取締役。

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