心の支柱になるものを一つ持つ。

経営のお話

「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うることなかれ。ただ一燈を頼め。」

これは佐藤一斎『言志四録』の言志晩録第十三条にある言葉です。

現代語訳にすると以下の通り。

「一つの提灯を持って暗い夜道を行けば憂うことはない。ただその一つの提灯を頼りにせよ。」ということです。

暗い夜道を歩く場合、何も灯がなければ心細い。が、一つでも灯を持っていれば、頼ることができます。

これは商売でも同様で、ただ闇雲に商売をやっていても儲かりはしないのです。

心の支えとなる「商売心得」のようなものがあれば、それを灯として進むことができます。

例えば、松下幸之助は座右の書として石田梅岩『都鄙問答』を一燈としていたことで有名です(※諸説あり)。また、ソフトバンクの孫正義社長は起業時に「孫子の兵法」と「ランチェスター戦略」を心の支柱にしていたました。

ニトリの似鳥昭雄前社長(現会長)も創業時に商売が上手くいかず自殺を考えていた時、経営コンサルタントの一倉定氏と出会い、その教えを「一燈」としました。結果として、ニトリの飛躍が始まったのです。

このように、商売繁盛させたいのであれば、心の「一燈」を持つことが重要です。一燈がある者は強い。どのようなことがあっても心の支柱があれば安心するものです。

あなたには心の支柱となる「一燈」が何かあるでしょうか?

プロフィール
さくのひろき(作野裕樹)
元祖ステップメール®のアスメル®創業者。株式会社レジェンドプロデュース(2003年設立)代表取締役、株式会社創伝社(2014年設立)代表取締役。ビジネスプロデューサー、投資家、コーチ。
京都芸術大学、芸術教養学科在学中。米マサチューセッツ大学、経営大学院(MBA)中退(2017~2020)。黒竜江中医薬大学日本校卒、認定中医気功師(2015)。公益社団法人日本心理学会認定心理士(2014)。愛知大学法学部卒業(2001)。
趣味はピアノ、映画鑑賞、麻雀など。
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