「慈悲」が資産形成のコツ。

投資で勝つ、資産を形成する、あるいはお金持ちになるにはどうしたらいいでしょうか?

オススメするのは「慈悲」のつもりで投資することです。

どういうことか?

慈悲とは、ざっくり説明するなら、「見返りを求めず人のために役立つことをする」ことです。

「投資で勝ちたい」
「お金持ちになりたい」
「資産形成したい」

とは、一見、逆説的ではありますが、実はこれが資産形成において大切なメンタリティになります。

 

なぜ、資産形成において慈悲が大切なのでしょうか?

大きく分けて理由は3つあります。

1つ目は、慈悲の観点から投資先を検討すると、間違えにくくかつ勝ちやすいというのがあります。

資本主義において、儲かる企業とは、おおまかにいえば「たくさんの人を幸福にする会社」になります。

慈悲の観点から、たくさんの人に役立っている会社はどこか?しかも、今後もそれが続きそうな会社はどこか?と考えていくと、間違いが少なくなります。

 

商売の原理原則からいえば、売上はシンプルに「客数×単価×頻度」で成り立ちます。

例えば、1000人のお客さんが、1万円の商品を年間10回買ってくれたとします。

この場合、1000×1万円×10回=1億円が年商となります。

そして、たくさんの人を幸福にする会社は、当然客数も多くなります。

役立つ「付加価値」が高ければ、単価も高くなります。

また、来店数や購入頻度も高くなる傾向にあります。いわゆるリピーターが増えるわけです。

結果として、たくさんの人の役に立っている会社は、たくさん儲け続けることが可能となります。当然ながら、こういう会社は株価も上がりやすい傾向にあります。

逆に、短期的に儲けようといった会社、多くの人を幸福にしない会社は、儲からないし、株価が上がりにくい傾向にあります。そういう会社に投資して儲けるのは非常に困難です。

ですから、慈悲の精神で、たくさんの人を幸福にしている会社を選ぶことが資産形成においては重要になってきます。

 

2つ目は、自分自身におけるメンタリティのメリットです。

「他者に役立ててもらおう」という想いで投資し、しかも、「返ってこなくてもいい」という想いでいると、「冷静」に物事を観ることができるようになります。

逆を言えば、「見返り」を求めようと強く思うと、冷静さを欠き、IQも下がり、判断を誤りやすいということです。

例えば、投資でいえば、売ってはいけないタイミングで売ってしまったり、買ってはいけないタイミングで買ってしまうことです。

「投資したお金は返ってこなくても大丈夫」ぐらいのメンタリティでいることが重要です。まさに慈悲の精神です。もちろん容易ではありません。言うは易し、行うは難しです。が、少しでもそれに近づこうとすることが逆説的ではありますが、資産形成で成果を出すためのコツです。

 

しかしながら、こういうと「じゃあ投資で一切儲からなくていいの?」とか「儲からない会社に投資し続けてもいいのか?」と言う方がいますが、それは違います。

「確率」的に儲かりやすい会社に投資することが大変重要です。

なぜなら、儲かりやすい会社に投資し、結果として、配当などを受け取ったとしたら、そのお金を再び慈悲の精神で投資することが可能だからです。再度多くの人の役に立つことができます。

だからこそ、きちんと儲けを出すことは重要です。もう一度言いますが、多くの人に役立つ会社はきちんと儲け続けられます。しかも長期にわたって。そういう会社に投資し続けることが、ひいては世の中の役に立つわけです。

 

3つ目のメリットは、慈悲マインドでいれば長期投資のメリットを享受しやすいからです。

慈悲精神での投資は、見返りを求めません。投資した後は、ほったらかしが基本となります。投資したことを忘れるぐらいでちょうどいいでしょう。

資産形成のセオリーは長期投資です。なぜ、長期投資がいいのか?というと、昨日の「予測しない。」の記事にも書きましたが、長期投資は「大数の法則」の強みを活かすことができるからです。

サイコロ一回降って6を出せと言われると困りますが、100回降れば出すことがまずできます。それは、試行回数が増えれば増えるほど「確率通り」の結果になるからです。

これは資産形成でも同じです。どんなに優良企業でも調子が悪い年はあります。が、長期スパンで観れば、おおむね実力通りの結果に収まります。

つまり、1年で投資の成果を出せ!と言われると難易度は上がりますが、10年スパンなどの長期で成果を出せと言われれば、大数の法則が働くため、難易度は下がるのです。

そのためにも、短期で見返りを求めない「慈悲マインド」が重要になってきます。

 

それと、「投資で儲けるってことは誰かが損することではないの?」という反論もあるかもしれません。

確かにそういう投資法もありますが、慈悲投資の場合は違います。

投資で儲けるには大きく分けて2通りあります。

1つは「ゼロサム投資」で、もう1つは「プラスサム投資」です。

慈悲投資は「プラスサム投資」の世界です。

 

まずはゼロサム投資から説明しましょう。

ゼロサム投資とは、誰かが得したら誰かが損する投資です。

例えば、100円で買った株が90円に下がったので売った。10円の損失が確定してしまった。

しかしながら、再び100円に戻ったので、買い手は10円得をした。

こういうのがゼロサム投資です。言い方を変えれば、奪い合いの世界。仏教でいう「餓鬼」の世界です。

 

ところが、プラスサム投資の世界は違います。

プラスサム投資とは、投資した先が、経営努力をし、多くの人の幸福に貢献し、結果として儲かるようになり、そのおこぼれをいただく投資です。誰も損をさせていない世界です。

企業が経営努力をし、儲かってくると、儲かったお金から「配当」を出せることがあります。この配当を投資家は受け取ることができます。

もしくは、儲かる会社になったことで「企業価値」が上がることがあります。企業価値が上がると、それが株価に反映されることがあります。そこで売却すれば、株主である投資家も儲かるというわけです。

これがプラスサム投資です。

慈悲投資はプラスサム投資でもあります。これこそが資産形成の要諦です。

コロナウィルスで世界は大変な状況ですが、こういう時ほど、見返りを求めず、お金を役立てようと考えて、多くの人を幸福にする会社に投資をすることが大切です。そうすることで、その会社は経営を継続することができ、多くの人の役に立ち続けることが可能となります。

プロフィール
さくのひろき(作野裕樹)
元祖ステップメール®のアスメル®創業者。株式会社レジェンドプロデュース(2003年設立)代表取締役、株式会社創伝社(2014年設立)代表取締役。ビジネスプロデューサー、投資家、コーチ。
京都芸術大学、芸術教養学科在学中。米マサチューセッツ大学、経営大学院(MBA)中退(2017~2020)。黒竜江中医薬大学日本校卒、認定中医気功師(2015)。公益社団法人日本心理学会認定心理士(2014)。愛知大学法学部卒業(2001)。
趣味はピアノ、映画鑑賞、麻雀など。
お金の話 戯言
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凡夫の戯言。さくのひろきのブログ。

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