人間には、次々と願望を実現していく人と、そうでない人がいます。

次々に願望を実現していく人は、「やりたいこと」「好きなこと」を徹底して取り組んでいる人です。

逆に、「やりたくないこと」「好きでないこと」に取り組んでいる人は、なかなか成果が出ません。

だから、わたしはコーチングする際に、「好きなことや、やりたいことだけやってください」と常々言っています。

 

その際、興味深い質問をいただくことがあります。

「やりたくないことをやり続けるのはダメだとわかっています。

けど、途中で止めるのは怖いのです。

たとえば、一度引き受けた仕事など。

途中で止めることは、相手に申し訳ないという思いがあったりします。

どうすればいいでしょうか?」

 

結論から申し上げると、「それでもやめたほうがいい」です。

なぜ?

やりたくないことを続けることは、相手のためになっているようで、逆に相手に迷惑をかけるからです。

例えば、引き受けた仕事を「嫌々」やったとします。

すると、当然ながら、パフォーマンスが落ちます。

質の低い成果しか出すことができません。結果、依頼主に迷惑をかけてしまいます。

 

しかしながら、逆にその仕事を「好き」でやってる人がいたらどうでしょうか?

好きでやってて、時間も忘れてその仕事に取り組む。結果、質の高い成果を出しやすくなります。

そのような人にはなかなかかないません。

だったら、その仕事が好きで、やりたくてしかたない人に譲った方が、質の高い成果が得られるので、依頼主にとってもいいわけです。もちろん、仕事の受け手も嬉しいはずです。

考え方を変えれば、あなたが嫌々その仕事をしているせいで、他の人にチャンスが回らないとも考えられます。

質の低い成果を依頼主に提供するので迷惑でもあります。

 

それと、もう一つ大事な観点は、あなたが「依頼主」になった時にどう思うか?です。視点を変えてみるのです。

嫌々その仕事をやってほしいかどうか?

辛そうに仕事をしていたらどう思うか?

もし、嫌々その仕事をやってもらったら、得られる成果も低いものになってしまうでしょう。

となると、業績にも影響が出ます。他のお客さんや株主にも迷惑がかかってしまうでしょう。

であれば、依頼主として考えることは、さっさとその人には退いてもらって、「好き」や「やりたい」でその仕事をやってくれる人を探すべきです。その方がお互いのためでしょう。

 

ただし、「やりたくないこと」でもやった方がいいという例外はあります。

それは、「先入観」を持って、まだやってもない、調べてもいない、考えてもいないうちから、「やりたくない」と端から決めつけてしまっている場合です。

例えば、恋人が「このドラマ面白いよ!」と勧めてくれてるのに、「そんなの興味ない」とバッサリ切り捨ててしまう行為などです。これはNGです。

この場合、一度は観てみるとか、どのような点が面白いの?と聞いてみたり、ネットで調べてみたり、予告編だけでも観てみたりしてから、「やりたい」か「やりたくないか」を判断すべきです。

そうでないと、視野が狭くなり、器が小さくなってしまいます。

もしかしたら、そのチャレンジによって、新しい可能性が開けることがありますから、先入観だけで切ってしまうことは止めた方がいいでしょう。

 

ということで、結論、「やりたいこと」や「好き」なことをやった方がパフォーマンスが上がり、相手のためになりますので、やりたくないことや好きでないことは早々に止めるべきです。時間は有限。成果が高まることに集中しましょう。

もちろん、いきなり放り出すのは相手に迷惑がかかってしまうので、必ず「代案」などを提案することを忘れてはいけません。クリエイティブな発想で相手の幸せを考えましょう。