『ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代(アダム・グラント著書/三笠書房)』読了。

起業や新規事業成功に役立つ本の紹介です。

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代(アダム・グラント著書/三笠書房)』

誤解を恐れず、わかりやすく簡潔に内容を言い表すなら「ふつうの人でもオリジナルになれる方法」を教えてくれる本です。

以前ご紹介した『天才を殺す凡人』は、どちらかというと「先天的な天才性を殺さないためにはどうしたらいいか?」に焦点を当てたものでした。これはこれでめっちゃ勉強になります。

が、本書の特徴は「ふつうの人」や「凡人」がオリジナリティを発揮するための方法や考え方が書かれている点です。

いくつか感銘を受けた点をあげておきます。

1、「ある分野において安心感があると、別の分野でオリジナリティを発揮する自由が生まれる(p45引用)」

これは起業や新規事業立ち上げにも活かすことができます。

よく起業や新規事業の際「背水の陣で挑め」「退路を立て」などと言う人がいます。

が、これ、実はあまりお勧めできません。

人間は「恐怖」マインドになるとIQが下がってしまうからです。

例えば、あるクライアントは20代の時に勤めていた会社を辞めて独立起業しました。

こう言うと「無謀だ!」とか「勇気ありましたね」とか言われるそうなのですが、決してそんなことはありません。

実は辞める際に「いつでも戻れる(再就職可)場」を作っていたのです。

なので、特に恐怖もなく思い切って辞めることができました。

独立起業後は「いつでも戻れる場がある」安心感のおかげで、思いっきりアクセルを踏み、事業を拡大させることができたのです。

このように、オリジナリティを発揮するためにも、イチかバチかや退路を断って挑むのではなく、「安心感」がもてる何かでリスクヘッジしておくことが有効だと本書で述べられています。

 

2、「大量に創作すると、多様な作品が生まれ、オリジナリティの高いものができる確率が高くなるのだ。(p68引用)」

これも勇気が出るメッセージです。

例えば、シェイクスピアやモーツアルトなどは誰が見ても天才だと思うわけです。

が、彼らは一発必中で優れた作品を出したわけではなく、無数の平凡な作品も出しています。

つまり、何か傑作を作りたければ、多数のチャレンジをしろということ。

これは起業や新規事業の成功も同じです。

起業でうまくいっている人は、たくさんのチャレンジをしています。

具体的には成功の裏には無数の失敗商品、失敗事業があるということです。

もし、現時点で成功していないとしたら、それはチャレンジの数が少なすぎます。もっともっと、素早く、お金をかけず、多数のチャレンジをすることです。そうすれば、何か当たりますから。

 

3、「オリジナルであるには、先発者である必要はない。オリジナルであるというのは、ほかとは異なる、ほかより優れているという意味である。」(p174引用)

これまた勇気が出る文章です。

よく、オリジナリティを発揮するには、「先駆者でなければならない」とか「ファーストペンギンになれ」と言う人がいます。

が、それは、かなり勝率の低いやり方なのです。

というか、そもそも、本当の意味でのゼロから生み出したオリジナルってこの世にあるんですか?というお話にもなりますが、それはいったん置いておきましょう。

例えば、スティーブジョブズは一から携帯電話を開発したか?というとそうではないですよね。既存の携帯電話にアイデアをくっつけてオリジナリティを作ったわけです。

ニンテンドーは1からテレビゲームを作ったわけではありません。すでにあるテレビゲームを改良してファミコンなどを作っていったわけです。

このようにヒット作というのは、ゼロから作る必要はないのです。「ちょっとアレンジ」するだけでオリジナリティは作れるのだと本書は示してくれます。

このように、起業や新規事業成功のヒントが書かれていて、大変参考になります。何度も言いますが、凡人、ふつうの人でも応用できる点が特にグッドです。

ORIGINALS 誰もが「人と違うこと」ができる時代(アダム・グラント著書/三笠書房)』

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