『アマゾン銀行が誕生する日(田中道昭著書/日経BP)』読了。銀行業界の「今」と「未来」を読み解く本。

アマゾン銀行が誕生する日(田中道昭著書/日経BP)』を読みました。

タイトルに「アマゾン銀行」と書いてあるので、よくある「アマゾン礼賛本かな?」と思っていました。

が、「アマゾンびいき」の偏った視点ではなく、客観的な視点から銀行業界の「今」と「未来」を表現している良書でした。

過去現在未来などの時間軸だけでなく、日本、中国、世界の空間軸視点からも考察されていて、大変勉強になります。

さらに、アマゾン側(フィンテック新興勢力)と既存勢力の両者の視点から偏りなく表現されていたこともよかったです。

時折、こういった「今」「未来」を描写した本を読んでおくことは、時代に取り残されないためにも大事なことです。

本書でも「え?世界ってそんなに動いてたの?」と驚くことばかりです。

例えば、中国のアリババやティンセントが、想像以上に成長していて、世界を席巻し始めています。

日本人の私たちの多くはそれを知りません。

最近、タクシーに乗ると、「タブレット」が置いてあり、「バーコード」を読み取って、「ネット決済」することが当たり前になってきました。

さらに最近では、「見たこともない決済マーク」があったのです。

タクシーの運転手に「これなんですか?」と聞いたら、「中国人?が使う決済システムらしいです。今日導入したばかりなので、私もまだ使ったことないんですけどね。」と言っていました。

要するに、アリペイやWeChatPayが当たり前のように導入され始めたのです。

驚くほど、中国のハイテクは進んでおり、日本や世界にも浸透し始めています。

日本は、SNS事業なども大敗(あえてmixiぐらいでしょうか)。

facebookやLINEなど、大切なコミュニケーションツールなどがすべて海外製・・・

それに続いて、フィンテックまでもが「海外製」になってしまいそうです。

「情報」も「お金」も海外製?日本これでいいのか??と心配になってしまいます。

話はそれますが、麻雀の世界でもデジタル化が進んだことで、ビッグデータが蓄積され、今まで「常識」とされていたことがことごとく塗り替えられていっているそうです。

私たちが「常識」と思っていることも、どんどん塗り替えられていっているので、先端を的確に表現した本はたまに読むことをおススメします。

アマゾン銀行が誕生する日(田中道昭著書/日経BP)』

目次

序章 2025年4月の近未来

第1部 「金融のあるべき姿」を問い直す戦い

第1章 戦いの構図
第2章 新しい当たり前
第3章 金融実務経験に基づく自戒と問題意識

第2部 金融ディスラプターの戦略

第4章 アマゾン銀行が誕生する日
第5章 中国を世界最先端のフィンテック大国に変えたアリババ、ティンセント
第6章 日本の金融ディスラプター

第3部 既存金融機関の反撃

第7章 ゴールドマン・サックスとJPモルガンの決断
第8章 邦銀のデジタルトランスフォーメーション
第9章 「世界一のデジタルバンク」DBS銀行
最終章 「金融4.0」は日本から生み出される

↓アマゾンでさがしてみる

↓楽天ブックスでさがしてみる