資本主義経済の次は「時間主義経済」?『新しい時代のお金の教科書(山口揚平著書・ちくまプリマー新書)』感想。

面白い良書に出会いました。

「お金の未来」を読み解く稀有な本です。

資本主義経済の「次」を知りたい方にオススメです。

新しい時代のお金の教科書 (山口揚平著書・ちくまプリマー新書)

いったいどんな本か?

まず、ザックリいうと、これからの時代は「時間主義経済」になるということです。

お金なんてさらに「無価値になる」というわけです。

当然ながら、仮想通貨も同様。

もっと大事なのが「時間」ですよ、と。

 

実際、私も「時間価値」に関してはかなりうるさい人間です。

失ったお金はいくらでも取り返せます。

が、失った時間は取り返すことができません。

そして、その時間というのは、単純に一分一秒と価値を評価できるものではないのです。

人によって時間価値は大きく異なります。

 

例えば、通勤時間の30分と、大好きな恋人といる30分と同じでしょうか?

ツマラナイ作業の30分と、楽しいハワイ旅行での30分は同じでしょうか?

多くの人が両者の時間価値の違いに気づきます。

これからの時代はお金よりも間違いなく「時間」が大事になってくるのです。

「それ」に気づいている人こそがお金を儲けやすい時代ともいえます(20世紀は違った)。

 

これからはより自らの時間単価価値を意識して生きてゆく必要があるでしょう。(P159より引用)」と言及している通り、時間単価価値を「知る」ことはとても大切です。

あなたの1時間はお金に換算するといくらでしょうか?

一緒にいる人の1時間はお金に換算するといくらになりますか?

この時間単価価値を「測る」技術は何よりも身につけなければならないスキルといえるのです。

 

ちょっと前に、ちきりんさんの『マーケット感覚を身につけよう(ダイヤモンド社)』 (←オススメ)を紹介しましたが、まさしく、そのスキルです。

この「測る」技術があれば、自分の時間を無駄にする可能性も低くなりますし、一緒にいる相手も尊重できるようになります。

もしそれができていない・・・とすれば、もしかすると、知らず識らずのうちに相手に迷惑をかけている可能性があるから注意が必要です。

 

話は長くなったが、「時間主義経済」とはこのように時間こそがお金の上位概念になるのです。

これからの時代、幸福に生きるために必須の知識と言えるでしょう。オススメの一冊。

新しい時代のお金の教科書 (山口揚平著書・ちくまプリマー新書)