ニューエリートという働き方をご存知ですか?
私にとって「21世紀における幸福な働き方とは何か?」は1つの研究テーマになっています。
先進国であるにも関わらず年間自殺者数3万人越えというのは、明らかにおかしいわけです。幸福感を味わうことができない国の証左でもあります。
働けど働けど幸せを実感できないのはなぜだろうか?不思議に思うのです。
私の場合、新卒で会社員になりました。しかし「何かがおかしい」と思って5か月で退社し、独立起業しました。そのあとは、苦労ももちろんありますが、とても幸せな人生を送ることができていると実感しています。
なぜ、辞めたのか?
おかしな矛盾した制度が幾つかあったからです。
たとえば、遅刻三回(例え1分でも!)したら1日欠勤扱いというよくわからない制度など。
私の同僚が3回遅刻をし、1日まるまるタダ働きをしていることがありました。とてもかわいそうでした。どんなに頑張っても、成果を出しても、その日の働きは「タダ働き」なのです。例え残業してもです!
この知識社会に時間の量で仕事の成果を図るのは無意味でしょう。1分早く会社に行ったからといって、優れた成果が出せるわけでもありません。残業したから結果が出るわけでもないです。
ちなみに私が経営している会社はタイムカードはありません。そんなものは無意味だと実感しているからです。
このような矛盾は日本のいたる会社で見られます。
サラリーマン時代の経験や、学生時代15個以上のアルバイトをした経験から、「無意味な制度」はできるだけ取り入れず、やりたいように会社経営をしてきました。
日本の多数の会社組織で、未だに「不幸」な働き方をしており、それをなんらかの形で改善できたらいいと思い、現在は「21世紀における幸福な働き方とは何か?」を研究することが一つのライフワークになっています。自社でも実験的に取り入れ、日々テストもしています。
さて、今回も「21世紀の幸福な働き方」のヒントとなる面白い書籍を見つけましたので紹介します。
『ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち(ピョートル著書・大和書房)』です。
著者のピョートルさんは元グーグルの社員で、現在は日本で会社経営をしています。
それで「日本企業の矛盾」がよく見えるようで、それを改善するための知識を書籍で公開しています。
本書では色々な学びがありますが、私の中では次の一文に集約されるように感じました。
「これからの職場は、仕事と遊び、どちらに取り組んでいるのかわからなくなるような状況が当たり前となります。(p225より引用)」
まさにこれです。ニューエリートという働き方ですね。
仕事と趣味、遊びの境目がなくなるのが21世紀の幸福な働き方であると私自身、強く感じています。
遊ぶように仕事をし、仕事するように遊ぶ。
これをモットーに今も生きていますが、これからも忘れないように意識していきたいと思います。
もっともっと世の中イキイキした人だらけになったら面白いですね。当然、生産性も上がるはずです。
ニューエリートの働き方を知りたい方にオススメの一冊です。
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