『「禅的」持たない生き方(金獄宗信著書・Discover)』を読みました。
とてもよかったです。仕事ももちろんですが、人生そのものを豊かにさせる教えです。
人間、年を重ねていくにつれて、さまざまな物や事を持つようになります。
それが1つ増えるごとに、執着やしがらみが増えてしまうわけです。
ビジネスでも同様。商品や事業が増えるごとに、煩わしくなってきます。
「多角化」とか「マルチタスク」というと聞こえはいいですが、現実的に数字を観てみると、さほど成果が出てないことはよくあることです。
ということで、余分な「物」や「事」を持たない生き方をしたいなら、本書『「禅的」持たない生き方(金獄宗信著書・Discover)』はおススメです。
良かった点を3つほどピックアップしてみます。
1、「一つ物を持てば、一つ執着が増えます。」(p24)
最近、さくのはハーレーダビッドソンのバイクを売却しました。
なぜ?
好きだったのですが、ほとんど乗る機会がなかったのです。冬になると寒くて乗る気がなくなるし、夏は暑すぎて乗る気がおきないのです。
春や秋になって乗ろう!と思って、エンジンをかけると、バッテリー切れでかからないこともよくありました。
なので、時折「バイクのエンジンを少しでもかけなきゃ・・・」と、気になることがよくあったのです。
もうその時点で「執着」。「物」にとらわれた人生なわけです。
ということで、3年ほど保有しましたが売却しました。これで執着が一つ減ったように思います。
2、「小さいことからはじめるといいのです。たとえば、今日はこの窓だけを磨くとか、この棚一段だけを片付けるというように、小さいことからはじめると、それに集中することができます。」(p76)
これは金言です。
片付けに限らず、仕事やビジネス、習い事でもまったく同様です。
いきなり大きいことをやろうとすると腰が重くなります。億劫になってしまいます。
が、「小さいことからはじめてみる」と考えると、気が楽になり、物事が進みやすくなります。
実際動いてみると、意外とそのまま動いて、大きいことまでやってしまうことがあるのです。
3、「人と比較するのではなく、自分の持てる力を最大限に生かすことに集中したほうがいいのです。」(p117)
これも感銘を受けました。
仕事や習い事でも同じです。
「他人に勝とう」とすると、他人にとらわれてしまいます。
そうではなく、「自分ができること」に焦点をあてると、うまくいくことがよくあります。
たとえば、「売上を2倍にする」というのは、お客さんが買ってくれないと達成できません。
つまり、他人に左右される目標設定なので、つらくなってしまいます。
ところが、「ブログを1日1記事書く」であれば、自己コントロールが可能です。
結果、それが積み重なって、検索エンジンの順位が上がり、アクセスが増え、購入や申し込みが増え、売上が上がったりします。
ということで、「持たない」ことで人生の自由度を高めたい方は、本書『「禅的」持たない生き方(金獄宗信著書・Discover)』をお読みになることをおススメします。
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