本日、ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加してきた。

一言で言うなら「めっちゃよかった」ということ。

感想を伝えたいのだが、本当は書きたくないというのが本音だ。

なぜか?

文字にしてしまうことで、なんとなくチープなものになってしまいそうで。

文字では表せないぐらいのさまざまな気づきがあったのだ。

だが、ぜひ、多くの人に体感していただきたいので、拙い文章ではあるが、可能な限り文字で表現したいと思う。

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ダイアログ・イン・ザ・ダーク」とは一体どんなものか?

わかりやすく伝えるなら、「暗闇体験」をすること。

暗闇の中で、移動したり、触ったり、話したり、聞いたり、味わったりする。

施設の中はまったく見えない。視覚が役に立たない。

だからこそ、普段とは違った「感じ方」を体験することができるのだ。

一言でいえば、視覚以外の五感が「冴える」

いや、五感だけでなく、他の感覚も。たとえば、直感だとか、仏教でいえば、末那識、阿頼耶識といったところか。

こればかりは体感していただかないとわからない。

たとえば、途中でわたしは「ビールを飲む」体験をしたのだが、これがふだん以上にうまかった。

喉ごしを感じることができた。

暗闇の中でグラスにビールを注ぐのがいかに大変なのかも味わった。

 

わたしは、よくクライアントなどに、「ながら」でめしを食べるなと伝えている。

たとえば、最悪なのは、スマホをいじりながらとか、テレビを見ながら食事をする人。

これはもう最悪。味覚情報がシャットアウトされる。味なんてわかるわけない。

本来の「味」を感じようとしたら、スマホとかテレビなんて見てる暇はない。本来なら会話でさえも。

これは言葉で言うのは簡単。だけど、実践する人は少ない。

こういった一種の「ながら」病に犯されている人ほど、ダイアログ・イン・ザ・ダークを体験してほしい。

もうね、味に集中するしかないから。否が応でも味覚が発達する。

 

そして、わたしが一番、声を大にして伝えたいのがこれ。

視覚情報に人間はいかに騙されてるか」ということ。

たとえば、服装、髪の色、肌の色、年齢、化粧など。

もっといえば、身分や肩書きなんてのもそうだ。

これらがいかに「本質」を見ることを邪魔しているか。

たとえば、無人島とかに流されたら、こんなものはまったく役に立たない。

にもかかわらず、多くの人が「見た目」などの視覚情報に騙される。

詐欺とかはこの辺り上手だったりするからね。

 

ところが、ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加すると、否が応でも視覚情報はシャットアウトされるので、「本質」を見極めるように脳が目覚め始める。

ちなみに、ダイアログ・イン・ザ・ダークは、1グループ6〜8人で行動する。

わたしはたった1人で参加した。全員が他人だ。

父、母、男の子の3人家族1組、大学生と思わしきカップル1組と一緒に動いた。完全なアウェー。

最初は、正直言いづらいが、「普段接しない」ようなタイプの方達だった。本当に申し訳ない。後ほど、いかに先入観を持って生きてきたのかと思い知らされるのだが。

たとえば、「男の子と周るのか?うるさくないか?嫌だなあ」とか「おっさんと周るのか?なんか嫌だなあ」とか「カップルの女子は自分のタイプではないなあ。」とか、もう最悪なダメ人間の先入観を持っていた(猛反省)。未熟者で本当に申し訳ない。

 

そして、こんな最悪の先入観を持ったダメ男が、一緒に周ってみてどうなったか?

まず、暗闇の中なので、一人では生きていけないことを実感する。

助け合い」ながらでないと先に進めないのだ。お互い。

ここで「人の温かさ」を否が応でも実感する。

人のぬくもりをこれでもかってぐらい味わう。

「世界は暖かい」

そう実感せざるを得ないのだ。

また、「外見」で人を判断しなくなる。

頼りになるのは「声」のみ。いや、もっというと「心の目」か。見るではなく「観る」。

だからね、ホントに申し訳ないけど、最初は「かわいくない」と思ってた女子が、進んでいくうちに「かわいい」と思ってしまった。彼氏くんには申し訳ないけど。これは本当に不思議な体験だ。

いかに人は本質を見てないか思い知らされる。

 

男性諸君。

整形とか化粧とか年齢とか、外見なんかに決して騙されてはいけない。

女子に限らず、なんとなく嫌だなあと思ってたおっさんもとてもいい人だってわかったし、ガキんちょだと思って男の子もすごくおもしろかったりね。これはダイアログ・イン・ザ・ダークでなければきっと気づけなかったと思う。

でね、おもしろいのが、おそらく子供ほどその先入観がないんだなあってこともわかった。

子供の発言や動きが本当におもしろかった。

なんて自由な発想なんだ!と何度も思わされた。

たとえば、最後にアンケートを書くんだが、わたしたちは文章を書くのが当たり前だと思ってるんだが、その子は絵で表現してるんだよね。しかも暗闇を(笑)。暗闇を絵で表現するってすごい発想だ。

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長くなったが、ダイアログ・イン・ザ・ダークは、もっともっと文字では表現できないぐらいの気づきがある。これは参加してみないとわからない。

「殻を破る」ためには心からお勧めできるのがダイアログ・イン・ザ・ダーク。

人の温かみや自分の愚かさを気づかせてくれたりもする。

また、できることなら「一人」で参加することをお勧めする。

このアウェー感が人を何倍も成長させるに違いない。

スタッフの方達もとても温かく優しかった。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク。ありがたい存在である。機会があればまた参加したい。