ソチオリンピック、ジャンプ女子ノーマンヒルの高橋沙羅選手。4位に終わり、とても残念でしたね。そのコメントが非常に興味深いものでした。わたしたち経営者も、無意識のパフォーマンスを上げるために参考になるかと思います。

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今この舞台に自分が立てたことはいい経験だったんですけど、今まで支えてくださった皆さんに感謝を伝えるためにこの舞台に来たのでいい結果を出せなかったのが残念です。自分では、やることは一緒なので、どの試合も変わらず挑んだつもりだったんですけど、やはりどこか違うところがあるなと感じました。一本目も二本目も、納得行くジャンプができなかったので残念です。また、このオリンピックに戻ってこれるようにもっともっとレベルアップしたいです。

SOCHI2014より引用

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このコメントで気になるのは、「やはりどこか違うところがあるなと感じた」という点です。高梨沙羅選手は、まぎれもない実力者で圧倒的な優勝候補の筆頭でした。にも関わらず、なぜ、本番でいつものようなパフォーマンスを発揮できなかったのでしょうか?ここにわたしたちビジネスマンも学ぶべきヒントが隠されています。

無意識のパフォーマンスを上げるには、「いかにいつもと同じにするか?」がとても重要です。ルーティンともいえるでしょう。たとえば、営業であれば、「いつもと同じカフェ」で顧客と会うとか、恋愛であれば、「いつもと同じレストラン」でデートをするなどです。そうすると、自然と成果は出やすくなります。

もっと言うと、「いつもと同じ服装」など、外見も同じにするのも効果的です。無意識は、「いつもと同じ」安心領域だと、パフォーマンスが上がるようにできているのです。「いかにいつもと同じにするか?」はとても重要です。イチロー選手等、一流スポーツ選手はルーティンはすごく大事にしています。

ちなみに、高梨沙羅選手は、ソチで時差ボケを解消するために、夜眠らずお笑いDVDを見ていたそうです。これも無意識の観点からすると、最悪のやり方になります。いつも試合前にお笑いDVDを見る習慣があれば、問題はありません。もっと言うと、日々の練習段階から毎晩お笑いDVDを見ているなら問題ありません。しかし、「この日に限って」行ったのであれば、それは無意識のパフォーマンスは必ず落ちます。その結果、「いつもとどこか違った」につながったのです。

ということで、わたしたち経営者も、無意識のパフォーマンスを上げるには、「勝利の方程式」のような「いつもと同じ」を作っていくことはとても重要になります。コーチングでもアンカーやトリガーを埋め込み、ルーティンを実際に作って強化していきます。

それにしてもソチオリンピックは面白いですね。見ていて感動したり、勇気がわいてきたりします。まだまだソチオリンピックは続きます。メダルを取る人、取れなかった人のコメントに注目すると、わたしたちの日常にも活かすことができるヒントが見つかるかもしれませんね。