経営者として、並外れた成果を出したいなら、他人から嫌われることを怖れてはいけません。どうしても並外れた成果、ゴール、目的、夢を実現しようとしたら、人からは嫌われてしまうものなのです。当然、同業からは嫌われます。場合によっては、大多数の人からも嫌われるでしょう。または、古い友人たちも離れてしまうかもしれません。

 でも、脳科学的にもこれは致し方ないことなのです。なぜなら、人間にはホメオスタシスという現状維持機能が備わっているからです。ホメオスタシスとは恒常性維持機能とも言われ、誤解を恐れずわかりやすく申し上げるなら、「現状」や「安心領域」を維持するための機能です。変わろうとする仲間がいれば、無意識にそれを止めようとしてしまうのです。

 理由はあなたが変わると居心地が悪くなるからです。だから必死になって、あれこれ理由をつけて、止めようとします。「もう嫌いになるよ」と暗に言われたり、無視されたり、仲間外れにするなど。「最近、付き合い悪いよね」「非情だ」「ドライだ」「傲慢だ」などと嫌味を言われることもあるでしょう。しかしながら、これにいちいち反応していたら、並外れた成果など実現することはできません。

 また、経営者として並外れた成果、非常識な結果を出したいなら、どうしても「マイノリティ」になる必要があります。大多数とは反対の方向に行かなければならないのです。「みんなと同じ」ことをやっていたら、みんなと同じ、その他大勢と同じ結果が出てしまうのは必然です。ですから、並外れた成果を出したいなら、大衆とは違う動きや考えをするわけですから、どうしても嫌われてしまいます。

 どちらを選ぶも自由です。嫌われることを怖れて、その他大勢と同じ考えや動きをすること、または、嫌われることを怖れず我が道を行き、マイノリティになることも自由です。さて、あなたはどちらの道を選びますか?