「独立起業したいと思ってるんですが、妻(夫)が反対するんです。どうしたらいいでしょうか?」このような相談はかなり多ります。独立起業に限らず、「新規事業」の立ち上げでも同様です。家族や社員からの反対はよくあります。

せっかく、夢に向かって進もうと思ってるのに「なんで水をさすんだ!」「なんでわかってくれないんだ!」と怒りたくなる場合もあるぐらいです。この場合、私たち経営者はどうしたらいいのでしょうか?説得を試みた方がいいのでしょうか?

結論から言うと、独立起業することは、誰にも話さないこと。

新規事業を立ち上げる、新商品を開発するなども同様に、まずは誰にも話さないことが肝要です。

 

これは心理学的にも正しい方法になります。人間には、生命を長らえさせるために、「ホメオスタシス(恒常性維持機能)」という重要な機能を持っているのです。たとえば、暑い時には一般的な人間は汗をかくなど。なぜかというと、心地の良い体温の状態を維持するためだからです。

実は、このホメオスタシスは、物理空間にとどまらず、情報空間でも機能します。あなたの妻(夫)や親友、同僚、社員、両親などは、現在とても心地の良い状態。安定した状態です。そこで、あなたが「独立起業したい」と言ったらどうなるでしょうか?彼らはとても居心地が悪くなります。心地よい現状を維持できなくなるのです。結果、例のホメオスタシスが機能し始めます。

あなた!起業は危険だからやめといたほうがいいわよ」と。

これは、生命を維持するために仕方がないことなのです。悪気はありません。無意識の行動なのです。では、この強力なホメオスタシスを機能させないためにはどうしたらいいのでしょうか?

こっそり行動すること、が正解となります。ホメオスタシスに気づかれない行動するのです。そうすれば、抵抗を生むことはありません。

そして、徐々に軌道に乗り始め、「もう誰に止められない」という状態になったら話せばいいのです。例として、車の運転でも同じで、走り始めは遅いから止められますが、走り出して高速運転になったら「いきなり止まれ!」と言っても止まれないませんよね。独立起業、新規事業立ち上げ、新商品開発などにもまったく同じ原理が当てはまります。経営者の方は参考にしてみてください。