経営者として飛躍したいなら「ゴール」は絶対に持つべきです。ですから、コーチングでまっさきに取り組みたいのが「正しいゴール設定」です。私のコーチング経験から、ゴール設定パターンには主に2種類があることがわかっています。

それは仏教用語で言うと「小乗ゴール」と「大乗ゴール」です。小乗とは小さい乗り物、つまり、自分などを含め、少ない人を助けるためのゴールです。大乗とは大きい乗り物、つまり、自分を含め、たくさんの人を助けるためのゴールです。

もう少し具体的に言うと、小乗ゴールとは、お金持ちになりたい、いい家に住みたい、世界中を旅したい、スポーツで良い成績を収めたい、病気を治したいなど。自分、もしくは多くても近い周辺の幸せを考えたゴールです。

で、コーチングを行うと、まず最初はこちらの小乗ゴールからスタートしてしまうことが多いです。ゴールや欲求が全くないよりはマシで、むしろ、小乗ゴールでもまずは持った方がいいです。少なからず「前向き」なエネルギーが湧いてきますので。

ところが、もっともっと大きな莫大なエネルギーが湧いてくるゴール設定法があります。それが「大乗ゴール」です。大きな夢を叶える人は、みなこちらの大乗ゴールでゴール設定しています。

たとえば、多くの方が知っているサイゼリヤの創業者「正垣泰彦」氏について書かれていた書籍『サイゼリヤ革命(山口芳夫著書・柴田書店)』で、「人のために考えると力が湧いてくる」と言っています。

続けて『山登りでつらくなったときには「誰かの荷物を持ってあげる」と不思議と力が湧いてくると説明する。人間は「自分のため」だけでは力が出ないけれど、「誰かのために」と考えると力が出せるというのである。』と書いてあります。まさに、大乗ゴールの論理です。人のためを考えると、莫大なエネルギーが湧いてくるのです。

また、日本のブライダルファッション界の第一人者であるユミカツラインターナショナルの桂由美社長はこう言っています。『「仕事をする」のではなく「歴史をつくる」という高い目標意識をもつ』と。これもまた現在のことだけでなく、「未来の人々の幸福」まで考えているまさに大乗ゴールです。だからこそ、第一人者として人々から多大な尊敬を得る立場にいるのだと思います。

このように、莫大な潜在エネルギーを引き出したいなら、ゴールなし→小乗ゴール→大乗ゴールと引き上げていくことをお勧めします。やってみるとわかりますが、設定した瞬間、かつてないほどの想像を絶するようなエネルギーが湧いてきたりしますよ。視界も広がります。