9月10日、広島カープがなんと25年ぶりにリーグ優勝を果たしました。

http://www3.nhk.or.jp/ne…/html/20160910/k10010680221000.html

巨人や阪神、昨年優勝のヤクルトなど、強豪ひしめくセ・リーグの中で、広島カープが優勝するとはほとんどの人が予測してなかったはず。まさに奇跡と言えるでしょう。

優勝できた要因は色々あるでしょうが、あえて、1つあげるとすれば、ベテラン黒田博樹選手と新井貴浩選手の存在でしょう。黒田選手は、昨年、メジャーリーグで21億円の巨額提示を蹴って、古巣広島カープに復帰しました。その報酬は4億円ですから、約5分の1です。かつて育ててくれた広島カープに恩義を感じてのことでした。新井選手も広島カープに育てられた1人。彼も昨年、広島カープに恩義を感じて阪神から移籍しました。彼らのひたむきな練習姿勢などに若手たちが感化され、全体的に実力が底上げされたように感じます。

そして、ここに大変興味深い事実があります。なんと、彼らは、鳴り物入りでプロ入りしたわけではなかったということです。黒田選手に関しては、高校時代は補欠だったのです。それでも夢を諦めず大学で野球をやり続け、広島カープにスカウトされました。新井選手も大学時代は4年間で通算2ホームランと、ほとんど活躍していません。なので、自ら当時の先輩(野村謙二郎氏)に素振りを見せて、広島カープに推薦してもらったそうです。プロに入った時は守備に難色などあり、「なんで入団させたんだ?」と周囲に疑問を持たれたそうです。その後は、2005年にホームラン王を獲得するなどの活躍をしました。

ここで言いたいのは、「現状」など気にせず、夢を持つこと、諦めないことの重要性です。夢を持つと、とかく周囲が「現状」を元に、夢泥棒へと変身します。「今のお前には無理だ」「今までの成績を知ってるのか?」「よく考えろ」「現実を見ろ」など。コーチングをしていると、それらは「身近」な人で特に言われやすい傾向があります。しかし、それに負けじと夢を追いかけていると、不思議と必ず応援してくれる人も出てきます。新井選手であれば先輩の野村氏など。

ですから、夢を持つことは重要であり、諦めないことです。もし、かなわないとしても、それは決して無駄にはなりません。夢は人生を楽しませてくれるものになり、成長させてくれるものになるのですから。気づいたらいつの間にか「遠い所」に連れてってくれるもの、それが夢です。