先日、映画『オデッセイ』を観てきました。一言でいうと、めっちゃ面白かったのです。MX4Dで観たので、ものすごい迫力。ストーリーについてはネタバレになってしまうので、観る予定の人はここから先は見ないでください。

オデッセイを観て、感銘を受けたことを一つだけ挙げるなら、人は「理不尽さ」を乗り越えることで成長するという点です。人生はまともなことばかりではありません。理不尽なことだらけです。正義だとか常識だとか、そんなことは一切関係なく、突然、理不尽な問題というのはやってきます。

「なんで私(俺)がこんなことに??」と思うことも起こるわけです。このオデッセイでも同様でした。主人公(マッドデイモン)は、火星でひょんなトラブルから、一人とり残されてしまいます。火星には空気も水もろくにありません。もちろん、食料も。

そこで、なんとか、知恵を振り絞り、自給自足の生活を試みるわけです。苦労の末、それが実り始めます。やったー!と喜んだのもつかの間、自然の「理不尽」という大洗礼を受けて、台無しになってしまうのです。

「なんでこんなにがんばってるのに!?」「なんでこんな時に限って!?」「なんで私(おれ)だけ!?」

人生はこんな「理不尽」なことはしょっちゅうです。たとえば、自分がミスしたんじゃないのに上司や取引先に叱られたり。自分には関係ないのに先生に叱られたり。意味もなく暴力沙汰に巻き込まれたり。信頼している部下や友人に裏切られたり。理不尽なことは人生にはつきません。

でも、不思議なもので、そこで諦めず、他人や何かのせいにしなければ、人は成長するのです。次のステージに行けるようになります。しかも、映画オデッセイでは、そんな理不尽さに遭遇した時「ユーモア」を持って乗り越えることの大切さを教えてくれているようです。

反対に、そこで「何か」のせいにしてしまうと、人は「ダークサイド」に落ちてしまいます。たとえば、スターウオーズでは、師匠の理不尽さだったり、敵の理不尽さ、運命の理不尽さに負けてしまい、アナキンはダークサイドに落ちてしまい、ダースベイダーになってしまうのです。

人生は、ふとした時に、この「理不尽さ」と出くわすことで、ダークサイドに堕ちるか?受け入れ、乗り越え、次のステージに行けるか?試される機会が訪れます。その理不尽さとは、上司かもしれないし、取引先かもしれないし、師かもしれないし、パートナーかもしれないし、親かもしれないし、人ではなく大自然かもしれません。

でも、決して諦めないでください。そこは必ず乗り越えられるのです。自分を信じること。「理不尽」を乗り越えるコツをあえて1つだけあげるとしたら、それは、「対象」を変えようとするのではなく「自分」を変えようとすることです。そうすれば、「理不尽」のテストを乗り越えることができるでしょう。